矢田部・ギルフォード性格検査 (Yatabe-Guilford Personality Inventory) は、ギルフォードの人格検査をもとに、矢田部達郎らが標準化した質問紙法性格検査。通称YG性格検査。
特徴[]
形式[]
- 12因子(抑鬱、回帰性傾向、劣等感、神経質、客観性、協調性、攻撃性、一般活動性、のんきさ、思考的外向、支配性、社会的外向)120項目からなる。
- 回答形式は、「はい」、「いいえ」、「?」の3件法。
- プロフィールを分析することで、A型(平凡型)、B型(非行型)、C型(沈静型)、D型(適応者型)、E型(ノイローゼ型)に分けられる。
長所[]
- 実施が比較的容易である。
短所[]
- 社会的望ましさの影響を受けやすく、回答者の意図的な反応歪曲に弱い。
- 12因子の因子的妥当性に疑問視されることが多い。
- 捉えられる性格側面には限界があり、直接診断の手がかりを得ることが困難。
- 類型化されたタイプから判断する場合、回答者の自己実現の方向が考慮されなければならない。